2008/11/25

2008/11/23(日)教材研究会【肢体不自由児者へのPCサポート】

本日は、午後1時から午後3時の予定で教材研究会
〜肢体不自由児者へのPCサポートについて〜
というテーマで、『できマウス。』プロジェクトの町田健治さんに来ていただきました。
集まったスタッフは、総勢15名でそのうち車椅子ユーザーが7名と関心の高さが伺えます。
町田さんの講義は、
どんなに、素晴らしい機器やソフトがあっても、利用者が触れるスイッチの部分が一番大事だと思います。そこのところに、みなさんで知恵をだされるといいですね。
とのお話からはじまりました。

確かに、私たちや、障害をもったサポーターは全ての事をカバーできないけれども、
できる範囲でできる限りの事をして行く事が必要と感じました。

パソコンは2〜3人で1台。
最初はVistaを起動しての講義です。

講義内容は
1 WindowsVistaの特徴の紹介
2 できマウスとできマウスの仲間たちのソフトの紹介

の大きく2つに分けた内容でした。

講義中の様子
講義中の様子

1 WindowsVistaの特徴の紹介
では
1.WindowsVistaの特徴の紹介
  1. 検索が早くなった。
  2. スタートメニューが固定できるようになった。
  3. クイック起動に登録ができ、Windows+1のように利用できるようになった、
  4. スタートメニューにボタンはスリープだが、シャットダウンボタンに変更可能。でも、スリープの方が使い勝手が良い(XPまでのスリープとは違う)
  5. ReadyBoostを使ってメモリを増やすことができる。
  6. ナレーター機能で簡易スクリーンリーダーになるが、日本語エンジンが入っていない。日本語エンジンは、Excel2003から入れることができる。
  7. ユーザーアカウント制御の窓では、入力支援ソフトが働かない。ユーザーアカウント制御をやむ得ず、OFFにすることも必要な場合もある。
  8. サポートやセミナー開始時に、システムの復元を作っておくと役立つことがあります。
  9. 精度が上がった音声認識の紹介。

などなど、盛りだくさん過ぎてちょっと消化不良かとも思われましたが、
有意義な内容がぎゅ〜っと凝縮された講習でした。


システムの復元
システムの復元ポイントを設定する

講習中の風景
講習中の風景

講義中の様子

2 できマウスとできマウスの仲間たちのソフトの紹介
できマウスというのは、スイッチとパソコンをつなぐためのインターフェイス(ハード)です。
そして、できマウスの仲間たちのソフトは、スイッチを使うためのsoftで、さまざまな状態の人がパソコンを操作するために、どういったソフトを使えば良いのかがわかります。

できマウスの仲間たちのソフトについては、予めXPの方にインストールしておきましたので、そのソフトを使いました。

できクリックできクリック
マウスは動かせても、クリックが大変という人に向けてはこういったソフトもあります。という紹介です。
シニアの方にも向いているそうです。



できフォーカスできフォーカスは、まだ正式版ではありませんが、今フォーカスしている対象がくっきりとした線で囲まれて表示できるということで、パソコンを教える時に非常に役立ちそうです。




できチョンツーできチョンツーは、ワンキーマウスの作者の方ともメールをやりとりしながら作ったというソフトです。
スイッチを押す長さとその組み合わせ。つまりチョンツーでさまざまなマウス操作が可能になるソフトです。



joytokeyjoytokeyは、もともとゲームパッドをパソコンにつないでゲームをするために作られたソフトだそうです。
でも、それがスイッチに使えるということで、町田さんが連絡をして、いろいろとソフトを改造してもらったとのことでした。


この他
くるくるクリック、を使ったゲームなども紹介してくださいました。
すでにその時はみなさんの頭は飽和状態だったかもしれません。。。。。。
ゲームをフ3人で行う
そして、
今作っている最中のいろいろなスイッチやインターフェイスも紹介してくださいました。
今後の可能性に目を輝かせるスタッフも多かったかと思います。


講義の様子



終わった後は、恒例?のおつかれさま会です。
天気が良かったので、助かりました。
いつものお店は予約でいっぱい。
急遽、旗の台一、展望の良いレストランへ、と決まりました。
ほとんど全員が参加してくれたのかな。
町田さんも疲れを見せずに みなさんの自己紹介を真剣に聞いてくれてうれしかったですね。

町田さんからのメッセージを引用します。
私からみなさんに・・・
Vistaを最初から敬遠しないで、トライするきっかけとなっていただけたらと願っております。
スタートメニューがなぜ、検索のところにカーソルがあるかも多少、ご理解いただけたかと思います。
「できマウス。」は、スイッチとPCを仲立ちする機器です。従来の入力支援機器との違いは、「できマウス。」をPCに接続しても何もしないということです。
「できマウス。」の仲間たちというソフトが接続したスイッチにマウスやキーボードの力を自由に与える手法です。

「できマウス。」は、皆さんからの愛ディアで育てていただいております。
お気軽に、ご要望などメールで書いてくださいね。
反省としましては、Vistaの話か「できマウス。」の話しか、どちらか片方に絞った方が良かったのではと思いました。

夜に予定を入れていたので、早々に帰ろうと思っておりましたが、みなさんのパワーに取り込まれるように、2次会に参加させていただきました。
会のパワーを感じ、とてもうらやましく思いました。
長時間のお付き合い、ありがとうございました。

我が家は、バリアフリーではありませんんが、可能な場合は、PC入力体験セミナーへご参加をご検討いただけたら嬉しいです。

PC入力体験セミナー
http://dekimouse.org/taiken.html
↑HPが移動しました
PC入力支援バトンタッチセミナー
http://dekimouse.org/baton.html


お疲れさん会
町田さん、みなさん、おつかれさまでした。
この講習を今後のパソコンサポートに役立てて行きましょう。

2008/11/21

高知システム開発株式会社のソフト【視覚障害者向け】

パソコン自由室では、現在PCトーカーを使用する視覚障害の方が多く来られています。
PCトーカーは9月に高知システム開発株式会社様からご提供を受けましたが、
それ以外の関連ソフトについては、必要になったらまたおっしゃってください、とのお言葉をいただいておりました。

このたび、
自由室に継続して来られている受講生の方が、
パソコンとPCトーカー、および関連ソフトを購入されて、
これからはネットやメールをやりたいという希望を話されています。また
新たな方も
自宅にPCトーカーをお持ちで、
自由室に来ていろいろとやって行きたいという希望をお持ちです。
この事を伝えまして、
関連ソフトのご提供をお願いしましたところ、
ご理解いただき、
ご快諾をいただきました。



昨日
さっそく送られて来ました。

MyWord V Pro
MyBook
NetReader
MyMail III
MyNews


です。

送られて来たソフト

今後、いっそう自由室でのサポートを充実して行きたいと思います。

ありがとうございました。

2008/11/17

2008/11/16(日)パソコン自由室

この日は朝から雨。
車椅子スタッフがたくさん来てくれる事になっているのに、困ったなあ。。。。
と思っていましたが、
ザーザー降りではなく、着いた頃には止みかけていた。
それでも、車椅子のスタッフはカッパを着て集まってくれる。
車椅子の受講生も早い時間から到着して待ってくれていた。
ありがたい。

今回は、新たにネット接続のために導入したPHS300を初稼働。
これで早くは無いが、全員のパソコンがネットにつながる事ができる。
新しいアクセスポイント使用

午前中は、4名の予定が急遽5名に。
お一人は、音声パソコンだ。
持参したマイパソコンの音は小さいので、イヤフォンを付ける。
しかし、講座の音声は別のパソコンで聞くので、こちらはパソコンの内部スピーカーを使う。
ある程度大きな音が出るのだが。。。。。
午前の様子

午前の個別指導の様子

午前の個別指導の様子

午後の様子です。
午後の様子


午後の様子

午後の様子

出来上がった作品です

作品

出来上がった作品です。

素敵な作品がたくさんできました。

2008/11/04

2008/11/01(土)PC自由室

11月1日パソコン自由室がいつもの旗の台にある心身障害者福祉会館で行われました。
午前中の受講生は音声を話すパソコンを持ち込まれての講習となりました。
お一人だったので、音が聴きやすかった?かもしれません。
また、スタッフが自主研究も行いました。
午前中の様子

午後はスタッフと受講生がマンツーマンでの講習でした。
午後の自由室の様子

午後の自由室の様子