2009/01/16

教員採用試験について

教育学部を卒業、大学院も修了たばかりで、ボランティアで自由室で教えてくれているKさんの手記を掲載いたします。

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教員採用試験についてですが、去年1度しか受けていないので必ずしも現状を正しく把握できているかわかりませんが、一応感想を。

おそらく、重度の障害者で採用試験を受ける人がほとんどいないのが原因だろうと思います。受けられる配慮を見る限り、教員採用試験で想定されている”障害”は視覚・聴覚・下肢だけで、上肢や体幹は想定されていません。
問題・解答用紙の拡大や時間延長、バリアフリーな会場の用意といったものです。
俺は解答用紙を拡大と時間延長してもらったうえで、自分でマークシートのマークと論文を書くため会場で横になりました。
1次で不合格だった人の中では、マークシートの試験は1番良いランク、論文は最低ランクでした。つまり、マークシートは多少ブレても得点できていて、論文は読みにくい&時間切れで書き終わってないで最低ランクってわけですよね(^^;
確かに、上肢や体幹の障害があると、先生するのはかなり難しいです。ですが、東京都の一般の公務員試験では、教養試験(マークシート)でも作文でもコンピュータの持ち込みがOKなんです。
コンピュータの持ち込みでなくても、口述筆記でもいいんです。俺が学生の頃はよく口述筆記で定期試験や入試を受験してたので、これでもいいんです。
受験の環境がカベになって合格できないのは残念なので、もう少しなんとかなればと思うんですけどねぇ。


試験は全て横になって受けました。その方がスピードも書く正確さもアップするんですよ。なりふり構わずいくしかないですからね。
こんな話でよければいかようにも使ってください。

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Kさん、原稿をありがとうございました。
↓自由室で指導中のKさん
自由室で指導中のKさん

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